業界:人材
代表取締役社長
宮郷 剛士
取り組む社会課題
社会生活になくてはならないエッセンシャルな業界に対し、総合人材サービスを提供しています。
当社が最も注力しているのは、「人材を育成し、その人の市場価値を高めること」です。
ビジネスマナーを一から教え、世の中が必要とする人材へ育成することで、求職者様も顧客企業様も当社も利益を享受できるビジネスモデルを確立し強みとしています。
事業内容 人材派遣サービス、アウトソーシングサービス、人材紹介サービス
社長になる
きっかけ
就職活動は売り手市場で、毎日6社ほど説明会に参加し、累計300〜400社は回ったと思います。当初は特に軸を持たず「多くの会社を知り、自分の方… 続きを見る
出身地 福井県
出身校 福井県立羽水高等学校 / 中京大学 経済学 経済学科
趣味特技 ゴルフ, スポーツ観戦, DIY・クラフト, お酒を飲む, ファッション(古着屋巡り・洋服屋巡り)
生年月日 1985/04/25
宮郷 剛士イメージ

20秒メッセージ


「挑戦を恐れず、働く価値をポジティブに変える場所」
目次

挑戦と行動で未来を切り拓く

どんな幼少期・学生時代を過ごしたか教えてください
── 出身地はどちらですか?また、ご家族はどんな方々でしたか?幼少期の想い出を教えてください
私は福井の出身で、実家はおもちゃ屋を営んでいました。父が幼少期に苦労した経験から「家族で過ごす時間を大切にしよう」という思いが強く、毎週末は家族旅行が定番でした。車中泊をしながら出かけることもしばしばで、仲の良い家庭環境に恵まれたと思います。性格はやんちゃで、運動が得意。相撲・水泳・バスケなどに挑戦し、小学生で相撲県優勝、水泳でも上位、バスケではキャプテンを務めました。団体スポーツを通して「仲間と共に動く大切さ」や「リーダーとして前に立つ責任感」を早くから学んだことは、今の自分に大きく影響していると感じています。

学生時代について詳しくお聞かせください
── 学生時代に目標にしていたことはありますか?学生時代の想い出を教えてください
中学では相撲部とバドミントン部を兼任し、高校でもバドミントンを続けました。とはいえ、高校時代は部活一辺倒というよりも、友人と遊んだり学園祭に力を入れたりと、学校全体が仲の良い雰囲気の中で青春を謳歌しました。アルバイトにも熱心で、冬はふぐ料理屋、派遣でデジカメ販売などを経験。特に大学合格後の自由登校期間には、3か月で8つのバイトを掛け持ちし、100万円を貯めました。これは「学費を自分で賄う」という計画的な挑戦で、親と相談のうえで立てた目標でした。大学ではサークル活動に没頭し、仲間と新しく立ち上げたスポーツイベントサークルを運営。人を集め、イベントを企画し、先輩に縛られず自分たちで仕組みを作る経験は、今の仕事の原点にもなっています。

社長になるまでのきっかけやキャリアについて伺います
── 会社を任されることになった背景や、その時の気持ちを教えてください
就職活動は売り手市場で、毎日6社ほど説明会に参加し、累計300〜400社は回ったと思います。当初は特に軸を持たず「多くの会社を知り、自分の方向性を見つける」という姿勢でした。最終的に惹かれたのは「無形商材の営業」です。自分が作っていないものを売るのは性に合わないと感じ、調整力を発揮できる人材ビジネスに魅力を感じました。高校時代から派遣業界のアルバイトに触れ、その厳しさを知っていたからこそ「徹底的にやり切れる場所だ」と覚悟を持てました。最初の職場では人材派遣営業として働き、スタッフを送り出すだけでなく、時には自分自身が現場に入ることも。大変さを肌で感じつつも「人と仕事をつなぐ意義」を強く実感した原点の経験でした。

スタッフ一人ひとりが、この会社の主人公

企業名に込めた想い・由来を教えてください
会社名には「働く人を支えたい」「人材の可能性を広げたい」という願いを込めました。人材サービス業は「派遣だから」というネガティブな見方をされることが少なくありません。しかし、実際には派遣に助けられ、人生を切り拓いた人はたくさんいます。そうした事実を社会にポジティブに伝えていきたい――その思いを象徴するのが社名です。

事業を始めるきっかけについて教えてください
── 継承時に「変えたくないこと」と「新たに取り組みたかったこと」は何ですか?
最初は携帯販売の派遣やイベントスタッフ紹介を行っていました。しかし、クライアントの要望を聞く中で「倉庫内作業が足りない」と依頼され、物流派遣が始まりました。やってみると需要が急増し、自ら営業に動いて大手ECにも展開。そこから物流派遣が会社の大きな柱になりました。自分自身が現場を立ち上げ、育てていく過程で「挑戦すれば事業は大きく育つ」という確信を得ました。

事業に込めた想いについて教えてください
── この事業を通じて、どのような想いを世の中に届けたいと考えていますか?
私にとって「スタッフが主役」という考え方は当たり前です。かつては企業側に重きを置かれがちでしたが、今は採用が難しく、働く人の存在こそが価値。派遣は決して“二番手”ではなく、働き手に寄り添い、新しい可能性を拓く手段です。私はこの業界をもっとポジティブに変えたい。働くこと自体は社会から消えないからこそ、派遣という仕組みを前向きな選択肢として広めていくのが使命だと思っています。

出会いが人を育て、無限の力を開く

趣味・特技について伺います
── 趣味や特技が仕事に活かされているなと感じたことはありますか?
趣味はゴルフやスポーツ全般。特にゴルフはお客様と行く機会も多く、仕事上の信頼関係を深める大切なツールです。スポーツを通じたコミュニティづくりや初対面の人と話す場を積極的に持つことは、自分にとって大きな学びの場。プライベートでも「新しい出会い」に飛び込むことを意識しています。これは仕事に直結していて、人と関わる力を磨く“訓練”にもなっています。

経営者としての「自分らしさ」についてお聞かせください
── ご自身の強みや個性について、どのように捉えていますか?また、その強みを活かして、どのように事業や経営に反映させていますか?
私の自分らしさは「ポジティブさ」と「好奇心」です。新しいことを前にするとワクワクし、即行動に移すタイプ。上昇志向が強く「もっと成長したい」と常に思っています。人や物事への興味が強く、それが新しい事業や取り組みに結びつきやすいのも自分の特徴。リスクより可能性に目を向ける姿勢こそが、経営者としての私らしさだと感じています。

ご自身の経営者としての強みを活かした具体的な取り組みについて伺います
── 「これは自分だからこそできた」と思える取り組みや成果はありますか?また、特にこだわっている商品やサービス、または社内の文化などがあれば教えてください
私の強みは「現場主義」です。立ち上げ期には、営業から現場対応、クライアントへの提案、スタッフ面談まで全部自分で行いました。お客様の社長と直接話しながら、現場の課題を一緒に解決する。その徹底した姿勢は、今も会社の文化として根付いています。現場を知り、スタッフやクライアントの声を直に聞く――その積み重ねが信頼につながり、事業を広げる土台になったと思います。

挑戦で未来を創る会社へ

これから先の会社としての成長について伺います
── いま、会社を経営するにあたって難しいと感じている課題など「壁」はありますか?また、会社の規模・成長率について、どのように会社を大きくしていきたいですか
会社が大きくなると、社内の意思統一が難しくなります。意見が多様化し、まとめて同じ方向へ進めるのは簡単ではありません。事業としても、人材ビジネスはコンプライアンス強化や採用難で以前より複雑化しています。ただ、これらは“成長の壁”だと考えています。若手に早く大きな役割を任せ、新しい景色を経験させることで次の成長を引き寄せたい。今後は採用の多様化や外国人材の活用など、新しい切り口で成長を続けます。

これから先に取り組みたい社会貢献・社会課題解決の取り組みについて伺います
── 事業を通じてこれから先どのように貢献・社会課題に向き合っていきたいとお考えか教えてください
介護・保育など人材不足が深刻な業界で、外国人材が活躍できる仕組みを広げたいと考えています。実際に介護の現場で「来てもらえて助かった」と喜ばれる場面は多く、働く本人も生き生きとしています。こうした仕組みを拡大し、社会全体の労働力不足解消に貢献したいです。また、新卒の就職率向上にも取り組みたい。大学を卒業して働くことは、一生に一度しかない貴重な機会。全員が必ず挑戦できる社会をつくるのも使命だと考えています。

経営の信念と事業の展望について伺います
── 経営者として「経営をする上でこれは絶対に譲れない」と思う信念や価値観はありますか?また、その信念を事業運営にどう反映させていますか?
私が譲れないのは「働くことをポジティブにする」信念です。人材派遣は厳しい業界ですが、それを通じて人が成長し、人生を前に進めるきっかけになる。その価値をもっと広めたい。事業としては、多様な働き方を提案し、外国人材や若手を含めて挑戦の場を増やすことで、社会に必要とされ続ける会社をつくりたいと思います。

本気で挑む人と未来をつくる

このインタビューを読んでいただいた学生さんへのメッセージをお願いします
学歴や経歴に関係なく、本気で挑戦する人が活躍できる環境がここにはあります。若いうちから大きな役割を任され、自分の成長を実感できる機会が豊富です。人と関わることが好きで、新しいことに挑みたい人にとって、この会社は最高の舞台になるはずです。一緒に未来をつくり、自分の可能性を試したい人を心から歓迎します。