やりたいことは全部やれ。
どんな幼少期・学生時代を過ごしたか教えてください
── 出身地はどちらですか?出身地に関するエピソードがあれば教えてくださいまた、幼少期の想い出を教えてください
大阪市生野区の下町で、6人兄弟の5番目として生まれ育ちました。裕福な家庭ではなく、狭い家で兄弟たちとにぎやかに暮らしていました。父はお酒をよく飲む人で、家では怖い存在。大工さんが家の改築によく来ていて、その姿に憧れていた少年時代でした。家が狭くて自分の部屋がなかったこともあり、自然と「家」というものに強い関心を持つようになったんです。不動産に興味を持つようになった原体験ですね。
学生時代について詳しくお聞かせください
── 学生時代はどのように過ごしていましたか?学生時代の想い出を教えてください
高校ではラグビーにのめり込み、毎日部活中心の生活。授業中は六時間中六時間寝てたこともあるほど(笑)。高3のときには朝練のあとに喫茶店でモーニングをとるのが日課で、そこのママさんに「あなたは将来大物になる」と言われたのが妙に嬉しかったのを覚えています。ラグビーに熱中しすぎて受験はうまくいかず、2浪しました。その間、吉野家や王将、解体業など数多くのバイトを経験。不器用ながらも行動して、挑戦し続けることで、今の自分につながる多くの気づきが得られました。
社長になるまでのきっかけやキャリアについて伺います
── 初めて就職したきっかけや、その職場での経験を教えてください
大学を中退後、フリーター生活を経て、「このままじゃいけない」と思い宅建の資格を取り、不動産会社に就職しました。最初は賃貸仲介の営業でしたが、成果が出てすぐに店長になりました。そこから約5年、2店舗のマネジメントを経験し、不動産の面白さと営業の醍醐味を知りました。その後、独立を前提に大手仲介会社に転職。最終的に31歳で独立し、オフィスナビを立ち上げました。家族もいて、計画性があったわけではないけど、「とにかくやる」と腹を括った瞬間です。
まさに企業理念「オフィスと人をよりよく繋ぐ」です。
企業名に込めた想い・由来を教えてください
最初は「グローバルトラスト」という社名で始めましたが、東京進出のタイミングで「オフィスナビ」に変更しました。由来はそのまま、オフィスを探す・案内するサービスとして、わかりやすく親しみやすいネーミングを意識しました。当時の不動産業界は「〇〇商事」といった硬い名前が多かったので、BtoBでも覚えやすい、Web親和性のある名前を選びました。
事業を始めるきっかけについて教えてください
── この事業を手がけることになったきっかけや経緯はどのようなものですか?また、初めてこの事業に関わることになった時の心境を教えてください
最初は不動産全般を手掛け、開発・再生・売買と一通り経験しました。その中で、もっと「人の役に立つ」「喜ばれる」仕事をしたいと思い、たどり着いたのがオフィス仲介でした。企業は成長に伴いオフィスを何度も移転します。長く付き合える、寄り添える仕事だと気づいたんです。売って終わりではない関係を築ける、そこに魅力を感じました。
事業に込めた想いについて教えてください
── この事業を通じて、どのような想いを世の中に届けたいと考えていますか?
「オフィスは会社の家」。だからこそ、企業の成長に合わせて、最適な環境を提供することが私たちの使命です。オフィスナビは単なる仲介ではなく、内装やアセットマネジメントも含めたトータル提案を行う企業へと成長しました。顧客の未来に伴走し、働く人の幸せを支える。そんな存在を目指しています。

全力を尽くす姿勢が、オフィスナビの文化になる。
趣味・特技について伺います
── 趣味や特技に関してのエピソードがあれば教えてください。また、趣味や特技が仕事に活かされているなと感じたことはありますか?
今の趣味は完全にゴルフですね。三年前に始めてから、どハマりして練習しまくってます。うちの社員にもゴルフ熱が伝染していて、今では30人以上がプレーしています。あとは、かつては面接で兄弟構成をかなりの確率で当てられるのが特技でした(笑)。
経営者としての「自分らしさ」についてお聞かせください
── ご自身の強みや個性について、どのように捉えていますか?また、その強みを活かして、どのように事業や経営に反映させていますか?
自分が「やらなきゃいけない」「やりたい」と思ったことに対しては、どこまでも全力でやりきれるところが自分らしさだと思っています。体が痛くても練習に行くラグビー時代と同じで、辛抱強さ、我慢強さは昔からあります。あとは「未来を語る力」。ビジョンを語ることで、社員に方向を示すことができる。言霊みたいなものを信じています。
ご自身の経営者としての強みを活かした具体的な取り組みについて伺います
── 「これは自分だからこそできた」と思える取り組みや成果はありますか?また、特にこだわっている商品やサービス、または社内の文化などがあれば教えてください
僕のチャレンジ精神は、オフィスナビの文化にもなっています。新しい事業への取り組み、例えば内装、アセットマネジメントの立ち上げなど、常に変化を恐れず、進化し続けてきました。新規事業に社員を巻き込み、挑戦する空気を作る。これは、僕自身が「まずやってみる」姿勢を貫いてきたからこそだと思います。
人が未来を創る会社。
これから先の会社としての成長について伺います
── いま、会社を経営するにあたって難しいと感じている課題など「壁」はありますか?また、会社の規模・成長率について、どのように会社を大きくしていきたいですか
ビジネスモデルやビジョンはもうできています。あとは「人」がすべてです。誰でもいいわけではなく、理念や文化に共感し、成長を続けたいと思える人がどれだけ集まるか。それが、全国・アジアへの展開を実現する鍵。全拠点・全チームで「人の育成」が最大の課題であり、成長の原動力でもあります。
これから先に取り組みたい社会貢献・社会課題解決の取り組みについて伺います
── 事業を通じてこれから先どのように貢献・社会課題に向き合っていきたいとお考えか教えてください
私たちの事業自体が社会貢献だと思っています。企業が成長するオフィス環境を支え、社員の皆さんがより快適に働ける場を作る。それは経済的にも精神的にも人を豊かにする仕事です。被災地支援なども行ってきましたが、まずは自社の社員が「いい会社で働けてよかった」と言えること。それが一番の社会貢献です。
経営の信念と事業の展望について伺います
── 経営者として「経営をする上でこれは絶対に譲れない」と思う信念や価値観はありますか?また、その信念を事業運営にどう反映させていますか?
譲れない信念は「現状維持は衰退」。たとえ今が良くても、姿勢として「これでいい」は絶対にない。会社自身が成長し続けているからこそ、社員にも成長を求められるし、それが実現できると思っています。未来に向けて常に一歩先を見て、チャレンジし続ける。それが経営者としての覚悟です。

本気で仕事が出来る人と出会えたら嬉しく思います。
このインタビューを読んでいただいた学生さんへのメッセージをお願いします
全力で生きることが、人生を面白くする。自分の価値基準でいいから、「全力で生きたい」と思う人に来てほしいですね。僕自身、計画的な人生じゃなかったけど、本気でやってきたから今があります。本気の人とだけ仕事がしたい。その想いに共感してくれる人と、ぜひ一緒に未来を創っていきたいと思います。
