業界:人材
代表取締役社長
北川 太
取り組む社会課題
労働力不足の解消
事業内容 ■人材アウトソーシング事業
■人材教育事業
社長になる
きっかけ
これまでの経験を評価されスカウトされたのがきっかけです。ミッションは「利益を最大化して会社を売却する」こと。でも私はそれ以上に、この会社には… 続きを見る
出身地 福岡県福岡市
出身校 ペンシルベニア大学 人類学部 
趣味特技 ゴルフ, ドライブ, キャンプ, スポーツ観戦, 国内旅行, 筋トレ・ジム通い, お酒を飲む, バンド
生年月日 1966/10/22
北川 太イメージ
仕事を通じて人々の生活や暮らしを豊かにしたい。そしてその仕事を通じて自分や家族も幸せになれる会社。
目次

逆境を力に変えた挑戦の原点

どんな幼少期・学生時代を過ごしたか教えてください
── 出身地はどちらですか?ご家族はどんな方々でしたか?幼少期の想い出を教えてください
生まれは福岡県でしたが、東京・名古屋・大阪と転勤が多い家庭で育ちました。父親は事業家でしたが、事業の失敗で家庭は決して裕福ではありませんでした。それでも3人兄弟の長男として「自分が何とかしないと」という思いは常にありました。中学・高校は福岡、大学はアメリカに進学。実は学生時代からアメリカで解体会社を立ち上げていて、自分なりにビジネスを拡大させていきました。今振り返ると、挑戦することが日常だったし、そこに迷いはありませんでした。

学生時代について詳しくお聞かせください
── 学生時代はどのように過ごしていましたか?学生時代の想い出を教えてください
大学はボストンからフィラデルフィアへ移り、5年間アメリカで過ごしました。その間に金融業界へ進み、最終的にはニューヨークのウォール街に。ちょうどバブル崩壊のタイミングで、金融から人材業界、いわゆるヘッドハンティングへ転身しました。紹介される側から紹介する側へ。まさに「自分の居場所を見つけるための旅」だったと思います。映画『ウルフ・オブ・ウォールストリート』のような、勢いや熾烈さも経験しました。

社長になるまでのきっかけやキャリアについて伺います
── 会社を任されることになった背景や、その時の気持ちを教えてください。また、事業を任されることになってから、ご自身が取り組んだことはありますか?
これまでの経験を評価されスカウトされたのがきっかけです。ミッションは「利益を最大化して会社を売却する」こと。でも私はそれ以上に、この会社には大きな可能性があると感じました。特に施工管理のエンジニア派遣の分野はまだ未開拓で、もう一社上場できる余地があると確信しました。「最後のひと枠を取りに行く」そんな強い意志で挑戦をスタートしました。

人を育て、未来をつくる覚悟

企業名に込めた想い・由来を教えてください
「アーキ・ジャパン」という社名には、「建設(アーキテクト)×日本(ジャパン)」という意味があります。単に人を派遣する会社ではなく、日本の建設業界を支える人材を”育成”し、”輩出”していく会社でありたいという想いを込めています。人が育ち、成長していく場所。その起点がアーキ・ジャパンです。

事業を始めるきっかけについて教えてください
── 継承時に「変えたくないこと」と「新たに取り組みたかったこと」は何ですか?
もともと人材業界の経験があったこともあり、「人を育てて世の中に貢献したい」という気持ちは常にありました。施工管理の仕事とは、実は日本のインフラを支える非常に重要な仕事なんです。でも担い手が足りていない。だからこそ、手に職をつけ、自立できる人材を育てたい。そしてその人たちのキャリアをしっかり支えていく。そういう仕組みをつくることが、私たちの使命だと思っています。

事業に込めた想いについて教えてください
── この事業を通じて、どのような想いを世の中に届けたいと考えていますか?
派遣事業とは、よくも悪くも「規模を大きくしていく」ビジネスなんです。ただ、それだけじゃない。私たちはただ人を送るだけでなく、その人の将来・キャリアまで見据えて支援したい。育成・教育に力を入れるのもそのためです。個人の成長が、結果的に社会の成長につながる。そんな人材の循環を生み出すことが、アーキ・ジャパンの本当の役割だと思っています。

人の想いを聴き、可能性を引き出す

趣味・特技について伺います
── 趣味や特技に関してのエピソードがあれば教えてください
最近は筋トレにハマってます。やっぱり体力がないと、気力も続かないですからね。車を運転するのも好きで、夏休みには長崎まで行きました。長崎では精霊流しを見て・・・あれは衝撃的でした。爆竹が鳴り響いて、街全体で故人を見送る文化。その土地に行かないとわからない空気感や出会いがある。旅は自分を豊かにしてくれる大切な時間です。

経営者としての「自分らしさ」についてお聞かせください
── ご自身の強みや個性について、どのように捉えていますか?また、その強みを活かして、どのように事業や経営に反映させていますか?
一番の強みは「人の話を聴けること」だと思います。これまでに2000人以上の面接をしてきましたが、そこで感じたのは「人にはそれぞれの背景がある」ということ。話をしっかり聴けば、その人がどんな環境で力を発揮できるかが見えてくる。だからこそ、社員一人ひとりの特性を理解し、適材適所で活躍してもらう。これが私のスタイルです。

ご自身の経営者としての強みを活かした具体的な取り組みについて伺います
── 特にこだわっている商品やサービス、または社内の文化などがあれば教えてください
今、会社の文化を少しずつ変えている真っ最中です。以前は「株主第一主義」だった時代もありましたが、今は「社員とその家族が最優先」です。社員の幸福を本気で追求する。それが、結果的にお客様や株主への価値提供にもつながる。資金調達やIPOの経験も活かしながら、キャリアアップできる環境を整えることに全力で取り組んでいます。

上場は通過点、社会に残る価値をつくる

これから先の会社としての成長について伺います
── 会社の規模・成長率について、どのように会社を大きくしていきたいですか
今後の会社の成長を考える上で、「上場」は一つの通過点に過ぎません。大事なのはその後、どれだけ継続的に成長できるか。今は「社員とその家族の幸福」を最も大切にする組織文化に変えようとしています。ファンドからの資金調達や上場経験を活かしながら、社員一人ひとりが誇りを持てる会社にしていきたいです。

これから先に取り組みたい社会貢献・社会課題解決の取り組みについて伺います
── 事業を通じてこれから先どのように貢献・社会課題に向き合っていきたいとお考えか教えてください
今、日本の建設業界は深刻な人材不足に直面しています。これは国家レベルの課題です。私たちは、育成・派遣を通じてその課題に真正面から向き合っています。単にビジネスとしてではなく、インフラを支える人材を増やすことで、社会に貢献する。その覚悟で事業を拡大していくつもりです。

経営の信念と事業の展望について伺います
── 経営者として「経営をする上でこれは絶対に譲れない」と思う信念や価値観はありますか?事業の展望について、これから先の事業をどのように拡大・運営していきたいか教えてください
私の信念は「会社は個人のものではなく、社会のための存在である」ということ。上場して終わりではなく、上場してからが本番。社員に還元し、社会に価値を提供し続ける企業でありたい。これまでの経験を活かし、長く成長し続ける仕組みを構築し、日本社会に貢献する。アーキ・ジャパンはその先駆けとなる存在になります。

自分に合う会社を、本気で選んでほしい。それがアーキ・ジャパンだったら嬉しいです。

このインタビューを読んでいただいた学生さんへのメッセージをお願いします
今の時代、選べる会社はたくさんあります。だからこそ大切なのは、「見た目の条件やイメージ」ではなく、自分の将来やキャリアに本当に合っているかどうかで選ぶこと。アーキ・ジャパンは、人を本気で育て、社会に送り出す会社です。仕事を通して、自分が成長していく実感を持ちたい人にはぴったりの環境だと思います。どんな背景の人でも歓迎していますし、もし私たちの考えに共感してくれるなら、心からウェルカムです。迷っているなら、一度話しに来てください。きっと、あなた自身の「働く意味」が見えてくると思います。