挫折がくれた、本当の“人のために働く”意味
どんな幼少期・学生時代を過ごしたか教えてください
── 出身地はどちらですか?ご家族はどんな方々でしたか?幼少期の想い出を教えてください
鹿児島県鹿児島市出身です。父は警察官、母は銀行員という真面目な家庭で育ちました。母は専業主婦となり、いつも家にいてくれる。父は外食もほとんどしない人で、家族全員で「質素で堅実」な生活を送っていました。親は厳しく、特に「国公立へ進学し、手に職をつけてほしい」という想いが強かった。ですが、私はどこか「親の敷いたレールの上を歩くのは違う」と感じていたんです。反抗期もあり、自分の意志で進学先を選び、勉強も遊びも全力でやりました。厳しい家庭で育った反面、その中で“自分の意思で選ぶことの大切さ”を学んだ時期でしたね。
学生時代について詳しくお聞かせください
── 学生時代はどのように過ごしていましたか?学生時代の想い出を教えてください
洋服が大好きで、アメリカ古着を追いかけるように東京へ出ました。文化服装学院に進学しましたが、学費が高額であるにもかかわらず、親が陰で支えてくれていたことを後になって知りました。今では、その支えに心から感謝しています。好きなことに一直線で突き進むタイプでしたね。ファッションは「自己表現の手段」であり、同時に「人とつながる入口」でもあった。自分が心から好きなものに本気で打ち込むことで、自分の生き方を見つけた時期でもあります。
社長になるまでのきっかけやキャリアについて伺います
── 初めて就職したきっかけや、その職場での経験を教えてください
学生時代、原宿の古着屋でアルバイトを始めました。3年目には店長を任され、アルバイトの管理やレジ締めまでこなしていました。ただ、当時の自分は“できる自分”に酔っていた部分もあったと思います。人のためではなく、自分のために働いていた。結果、社長に呼ばれ、初めてクビになりました。そのとき「人のために働けなければ、何の意味もない」と痛感しました。あの挫折がなければ、今の自分はいないと思います。

“経済を回す”不動産で、人と社会をつなぐ
企業名に込めた想い・由来を教えてください
前職の社長と出会い、その人の人柄や理念に深く共感しました。転職のたびに縁が切れてしまうことが多かったのですが、MAXIVの社長だけは「この人と一緒にやっていきたい」と心から思えた。会社の名前には、そうした“想いを引き継ぐ決意”が込められています。自分の信念を貫くというより、「想いを受け継ぎ、さらに大きくしていく」ことが使命だと思っています。
事業を始めるきっかけについて教えてください
── この事業を手がけることになったきっかけや経緯はどのようなものですか?
古着屋を辞めてから、いろんな仕事を経験しました。カッシーナの配送のアルバイト、フラワーアーティストの先輩との出会い…。その中で「営業でお金を稼ぎたい」と思うようになり、不動産業界へ。初めての面接で「不動産は厳しいけど、かっこいい」と感じたんです。dodaで求人を見て、「稼ぐために一度もまれよう」と覚悟を決めました。何社も経験しながら、自分の成長を感じ、最終的にMAXIVにたどり着きました。すべての経験が今の経営に生きています。
事業に込めた想いについて教えてください
── この事業を通じて、どのような想いを世の中に届けたいと考えていますか?
マンション開発は、単なる「建物づくり」ではなく「経済を回す仕事」だと思っています。建築には設計士や施工会社、土地家屋調査士、管理会社など、多くの人や企業が関わります。一棟のマンションが建つことで、地域経済が動く。中古物件の売買だけでは得られない社会的な価値があります。不動産を通じて、人・街・企業が豊かになる仕組みを作ること。それが私の使命であり、MAXIV ALIVEの存在意義です。
“経済を回す”不動産で、人と社会をつなぐ
趣味・特技について伺います
── 趣味や特技に関してのエピソードがあれば教えてください。また、趣味や特技が仕事に活かされているなと感じたことはありますか?
ジム通いが日課です。ウェイトトレーニングを通して、「負荷をかけて、継続する」ことの大切さを学びました。仕事も同じで、成長には痛みが伴う。軽い負荷では筋肉がつかないように、ぬるま湯の環境では成長できません。サッカーや野球でも、毎日の積み重ねが大事ですよね。筋トレは私にとって、心の軸を整える時間。だからこそ、経営においても“継続と挑戦”を大事にしています。
経営者としての「自分らしさ」についてお聞かせください
── ご自身の強みや個性について、どのように捉えていますか?また、その強みを活かして、どのように事業や経営に反映させていますか?
私は、目標を立てたら絶対にあきらめません。達成まで行動し続けるタイプです。家庭も大事にしていますが、仕事があってこその家庭だと思っています。授業参観や家族旅行などもきちんと時間を確保しつつ、空いた時間はすべて仕事に注いでいます。自分の成長が社員や家族の幸せにつながる。そんな意識で日々の行動を決めています。
ご自身の経営者としての強みを活かした具体的な取り組みについて伺います
── 「これは自分だからこそできた」と思える取り組みや成果はありますか?
社員教育では、「自分がされて嫌だったことは絶対にしない」が信条です。叱るときも、相手のためになるならしっかり伝える。でも感情的にはならない。その人の役割や成長を考えたうえで向き合います。会社の成長のために自分を抑えることもあります。代表として一番大事なのは、“会社を成長させるために誰かを支える覚悟”。トップが我慢できない会社に未来はないと思っています。
筋トレも経営も、“負荷と継続”が成長の鍵
これから先の会社としての成長について伺います
── いま、会社を経営するにあたって難しいと感じている課題など「壁」はありますか?また、会社の規模・成長率について、どのように会社を大きくしていきたいですか
人材不足という壁は、ようやく乗り越えつつあります。25卒で5名、26卒では9名の採用を予定。次の課題は「安定した供給体制の確立」です。親会社が16年で200棟を建ててきたように、当社も継続的に物件を供給し、売上100億円を目指しています。MAXIVとの連携を強め、出向制度で相互に刺激し合うことで、より大きな成長を実現していきたいです。
これから先に取り組みたい社会貢献・社会課題解決の取り組みについて伺います
── 事業を通じてこれから先どのように貢献・社会課題に向き合っていきたいとお考えか教えてください
まずは「社員の生活を守る」ことが最大の社会貢献だと考えています。住宅補助や給与改定を定期的に行い、社員の生活水準を上げていく取り組みを進めています。業界全体では建設費や資材の高騰が課題となっていますが、だからこそ“人を大切にする経営”を続けたい。いずれは、障がい者支援など社会的な領域にも再び取り組み、業界全体の価値向上につなげたいです。
経営の信念と事業の展望について伺います
── 経営者として「経営をする上でこれは絶対に譲れない」と思う信念や価値観はありますか?また、その信念を事業運営にどう反映させていますか?
信念は「柔軟さを忘れず、社員と向き合い続ける」こと。信念を曲げないことも大事ですが、頑固になってはいけない。時には考えを変え、会社と社員にとって最善を選ぶ勇気も必要です。社員の力を伸ばすためには、まず自分が学び続けること。どんなに忙しくても、社員と向き合う時間は削りません。規模が大きくなくても“人を大切にできる会社”でありたい。それが私の譲れない信念です。

人を育て、社会を豊かに。挑戦の先に描く未来
このインタビューを読んでいただいた学生さんへのメッセージをお願いします
「不動産業界で働くことが将来の夢です」という方はそう多くないと思います。でも、この仕事には“人の人生を変える力”があります。お客様に感謝されなければ成り立たない、厳しくも誇れる仕事です。営業は大変ですが、人としての成長速度は圧倒的に早い。社会に出てからの適応力が身に付き、自分の力で稼げるようになる。どんな業界に進むか迷っているなら、一度この世界を見てほしい。不動産は「人生の選択肢を広げる」仕事です。
