業界:人材
代表取締役社長
山根 康宏
取り組む社会課題
少子高齢化が進む日本では、企業の採用課題がますます深刻化しています。
私たちノーザンライツは、人材マーケットの総合商社として、企業の採用に関する「不」を全方位で解決することを目指しています。
単にサービスを提供するだけでなく、企業が抱える採用の悩みや見えにくい課題を共に探し出し、最適な解決策へと導く伴走をしています。
その中でも、私たちが特に注目しているのが、アルバイト・パートの方々の力です。
アルバイト・パートは、企業の営業の最前線に立ち、お客様との接点を担う重要な存在です。
その働きぶりは、企業の売上やブランドイメージに大きく影響を与えます。
だからこそ、私たちは、アルバイト・パートの方々が輝ける環境を整え、その力が企業の成長につながるよう支援しています。
さらに、企業が抱える採用の悩みや見えにくい課題を一緒に探し出し、解決への道筋を描く伴走をしています。
私たちの主なパートナーは、チェーン展開を行う大手サービス業の企業です。
こうした企業が現場力を最大化できるよう、採用から定着までを支える仕組みを提供しています。
そして、そんな企業が増えていくことで、日本社会全体の活性化にもつながると信じています。
事業内容 アルバイトの採用~定着・戦力化支援事業
社長になる
きっかけ
正直に言うと、最初から社長になりたいと思っていたわけではありません。どちらかというと、ナンバー2やナンバー3として現場を任されながら動く方が… 続きを見る
出身地 大阪府東大阪市
出身校 大阪府立花園高校 普通科 / 関西大学 社会学部 社会学科
趣味特技 ゴルフ, 国内旅行, 海外旅行・世界行脚, 仕事, 食べ歩き, ペットと遊ぶ, 人間観察
生年月日 1966/11/16
山根 康宏イメージ
特別な才能はいらない。誠実に向き合える人と会社をつくる
目次

最初に選んだのは仕事じゃない。一緒に頑張れる“人”だった

どんな幼少期・学生時代を過ごしたか教えてください
── 出身地はどちらですか?ご家族はどんな方々でしたか?幼少期の想い出を教えてください
生まれも育ちも、大阪の東大阪市です。町工場が多くて、ものづくりを支える人たちが身近にいる街で、大学までずっと過ごしました。家は決して裕福ではなかったですが、母をはじめ家族に支えられて育ったと思っています。

実は、子どもの頃はかなり病弱で、小学校のときに生死をさまようような大きな病気をしたこともあります。学校行事に行けないことも多く、外で元気に遊ぶというよりは、本を読んだりテレビを見たりしながら、色々なことを知るタイプの子どもでした。

中学生になってから、「友達と普通に過ごしたいな」と思うようになって、自分で食生活を見直したり、少しずつ体を動かしたりするようになりました。そうやって取り組んでいく中で、だんだん体調も良くなっていったんです。このときの経験が、「環境はすぐに変えられなくても、自分の行動は変えられる」という、今の自分の考え方の原点になっていると思います。

学生時代について詳しくお聞かせください
── 学生時代はどのように過ごしていましたか?就職活動のエピソードや学生時代の想い出を教えてください
学生時代は、正直かなり忙しく過ごしていました。大学では教職課程を取っていたので授業も多かったですし、生活費と学費を稼ぐためにアルバイトもかなりしていました。特に印象に残っているのが、大学1年から4年まで続けた飲食店でのアルバイトです。お客さんと直接関わる仕事の楽しさや、お金を稼ぐ大変さをここで初めて実感しましたね。「働くって楽じゃないな」と思う一方で、「人と関わる仕事は面白い」と感じた原体験でもあります。

就職活動では、今みたいにネットもなくて、分厚い就職情報誌を見ながらハガキで応募する時代でした。業界へのこだわりは正直あまりなく、「営業」「人と関われる仕事」という軸で動いていました。最終的に選んだのは、一番小さな会社でしたが、決め手は仕事の中身よりも「この人たちとなら頑張れそう」と思えたこと。学生時代の経験を通して、どんな仕事をするか以上に、誰と働くかが大事だと気づけたことが、その後社長になるまでの土台になっていると思います。

社長になるまでのきっかけやキャリアについて伺います
── 会社を任されることになった背景や、その時の気持ちを教えてください
正直に言うと、最初から社長になりたいと思っていたわけではありません。どちらかというと、ナンバー2やナンバー3として現場を任されながら動く方が、自分の性格には合っていると思っていました。ノーザンライツに入社した当初も、東京オフィスの立ち上げを一人で任され、できるかどうか分からないまま手探りでスタートしたのが正直なところです。

立ち上げ当初は、本当に何もない状態でした。少しずつ仲間が集まり、試行錯誤を繰り返しながら事業を形にしていった。そのときに一緒に始めたメンバーの中には、今も会社を支えてくれている人がいます。

社長になる話をもらったときも、すぐに決断できたわけではありません。自分に務まるのか、何度も考えました。ただ、これまで一緒に積み上げてきた会社や、働くメンバーの顔を思い浮かべたときに、「自分が引き受け社員を守りたい」というのが正直な気持ちでした。

これまで関わってきた人たちと、同じ方向を向いて進み続けるための選択だったと思っています。

理念は受け継ぎ、出会いの価値を次の時代へ届ける

企業名に込めた想い・由来を教えてください
「ノーザンライツ」という社名は、創業社長が敬愛していた写真家の写真集から取られた名前です。「ノーザンライツ」は和訳するとオーロラのことで、暗い夜空の中でも静かに、でも確かに光る存在ですよね。そのイメージが、会社のあり方と重なったのだと思います。

私たちは、前に出て目立つ存在でありたいというよりも、必要なときにそっと寄り添い、進む方向を照らせる存在でありたいと考えています。採用や人の仕事は、決して派手な仕事ではありませんが、人や会社のこれからを左右する大切な役割を担っています。

現在も、会社のロゴマークにはオーロラをモチーフにしたデザインを使っています。この名前やロゴには、創業当時から大切にしてきた想いが込められていて、今も変わらず、私たちの原点として受け継がれています。

事業を始めるきっかけについて教えてください
── 前任者が掲げていた理念や価値観について、どのように感じましたか?継承時に「変えたくないこと」と「新たに取り組みたかったこと」は何ですか?
ノーザンライツの事業自体は、私が始めたものではなく、創業者が強い想いを持って立ち上げたものです。初めて話を聞いた時に感じたのは、「人と企業をちゃんと向き合わせたい」という、とてもまっすぐな考えでした。短期的な利益よりも、長く続く関係を大切にする。その姿勢には強く共感しましたし、ここは絶対に変えたくないと思った部分です。

一方で、事業を引き継ぐ中で「やり方」は時代に合わせて変える必要があるとも感じていました。働き方や価値観が変わる中で、同じ理念を守るためにも、提供の仕方や組織の形はアップデートしていく必要がある。そう考えて、仕組みづくりや人材育成にこれまで以上に力を入れるようになりました。

理念はそのままに、表現や方法は柔軟に変えていく。創業者から受け取ったバトンを、今の時代に合った形でつなぎ直すことが、自分の役割だと思っています。

事業に込めた想いについて教えてください
── この事業を通じて、どのような想いを世の中に届けたいと考えていますか?
この事業を通じて一番届けたい想いは、「働くこと・学ぶことが、人生の可能性を広げる原動力になる」ということです。
僕自身、学生時代に色々な仕事や人との出会いを通じて価値観が大きく変わった経験があるので、ただ「求人を出す」「人を採る」というだけではなく、その先の人生にまで影響を与えられるサービスをつくりたいと思っています。
アルバイト採用支援をはじめ、定着・戦力化に至るまで一貫してサポートしていますし、外国人の就労支援や語学教育など、国境を越えて人の可能性を応援する取り組みも行っています。
これは、単に企業の人手不足を解決するだけでなく、ひとりひとりが「自分らしく輝き、挑戦していける未来」を世の中に広げたいという想いの表れなんです。

だから僕は、この仕事を通して、「働くことって、本当はワクワクできるんだ」と感じてもらいたい。
そして、ここで出会った人たちがそれぞれの人生で一歩踏み出せる存在になれたらいいなと思っています。

人と向き合い続ける姿勢が、事業の原点であり進化の軸だった

趣味・特技について伺います
── 趣味や特技に関してのエピソードがあれば教えてください。また、趣味や特技が仕事に活かされているなと感じたことはありますか?
趣味はいくつかありますが、一つはゴルフですね。ゴルフを通じて、仕事でもたくさんの方と出会うことができました。プレーそのものももちろんですが、同じ時間を過ごしながら自然に会話が生まれるので、仕事の枠を超えた人間関係が広がっていったなと感じています。

もう一つは旅行です。これまでに47都道府県すべてを回っていて、今は二周目に入っています。旅先では、有名な観光地だけでなく、地元のチェーン店や街の雰囲気、そこで働いている人たちの様子を見るのが好きなんです。そうした何気ない発見から、「この街ではどんな働き方が合うんだろう」とか、「この地域ならこんな採用の仕方が合いそうだな」と考えることも多いですね。

実際に、自分の目で見て体験したことが、お客様との会話のきっかけになったり、営業の提案や戦略に活きたりする場面は少なくありません。趣味として楽しんでいることが、気づけば仕事にもつながっている。そんな感覚があります。

経営者としての「自分らしさ」についてお聞かせください
── ご自身の強みや個性について、どのように捉えていますか?また、その強みを活かして、どのように事業や経営に反映させていますか?
自分の強みって何だろうと考えると、正直「特別な才能がある」というタイプではないと思っています。ただ一つ言えるのは、人の話をよく聞くことと、簡単に決めつけないことですね。これは幼少期から、周りをよく見て過ごしてきた影響かもしれません。

経営でもそれは同じで、まず相手の背景や考えをちゃんと理解することを大事にしています。社員に対しても、取引先に対しても、「なぜそう思うのか」「何に困っているのか」を聞くところから始めたい。答えを急がず、一緒に考えるスタンスは、自分らしさだと思っています。

事業においても、「数字がすべて」ではなく、その裏にいる人を意識するようにしています。売上や成果は大事ですが、それ以上に、人がちゃんと成長できているか、無理をしていないかを見る。結果として、それが長く続く事業につながると信じています。

仕事は楽なものじゃありません。でも、だからこそ人と本気で向き合う。今のノーザンライツの形だと思っています。

ご自身の経営者としての強みを活かした具体的な取り組みについて伺います
── 「これは自分だからこそできた」と思える取り組みや成果はありますか?また、特にこだわっている商品やサービス、または社内の文化などがあれば教えてください
「理念は大切に守りながら、やり方は柔軟に変えてきたこと」だと思っています。ノーザンライツには、創業者が大事にしてきた「人と企業に真剣に向き合う」という軸があります。この考え方には、最初に聞いた時から強く共感していて、ここは今も変えていません。

一方で、時代や働き方が変わる中で、やり方まで同じでいいとは思っていませんでした。だから、採用や育成の仕組み、社内のコミュニケーションの取り方などは、少しずつ見直してきました。大切なのは、形を守ることではなく、「その理念が今の時代にもちゃんと生きているか」だと思っています。

社内の文化としても、上下関係より「ちゃんと話せる関係」を重視しています。立場に関係なく意見を言えること、困った時に一人で抱え込まないこと。これは、特に意識している部分です。

正解を押しつけない。人の可能性を広げる成長を目指して

これから先の会社としての成長について伺います
── いま、会社を経営するにあたって難しいと感じている課題など「壁」はありますか?また、会社の規模・成長率について、どのように会社を大きくしていきたいですか
会社を経営する中で感じている一番の課題は、「これから先を誰と、どうつくっていくか」という点です。会社の規模や売上以上に、次の世代がきちんと考え、判断し、動ける組織になっているかどうか。そこが今の一番大きなテーマだと思っています。

社長がすべてを決めて引っ張る会社では、どこかで無理が出ます。だから、僕自身は「答えを出す人」よりも、「方向がずれないように舵を取る人」でありたい。現場が考えたことを尊重し、やってみたいと言うなら任せてみる。その中で、明らかに違う方向に行きそうな時だけ止める。そうやって、組織全体で会社を動かしていきたいと考えています。

会社の成長についても、急激に大きくすることが目的ではありません。理念や考え方に共感する人が少しずつ増え、その結果として会社が広がっていく。そんな成長の仕方を大切にしたいと思っています。

完成された会社ではなく、まだ考える余地も、挑戦する余白もある会社です。だからこそ、これから入ってくる人たちにも、会社の未来を一緒に考え、つくっていく役割を担ってほしい。そういう関わり方ができるフェーズにあること自体が、ノーザンライツの強みだと思っています。

これから先に取り組みたい社会貢献・社会課題解決の取り組みについて伺います
── 事業を通じてこれから先どのように貢献・社会課題に向き合っていきたいとお考えか教えてください
私たちの事業そのものが、社会課題と向き合う仕事だと思っています。特に感じているのは、「働く場に恵まれない人が、まだまだ多い」という現実です。能力があっても、環境や情報、出会いがないことで、本来の力を発揮できていない人がたくさんいる。これは長く人材の仕事をしてきて、ずっと感じてきた課題です。

だからこそ、私たちは単に人手不足を埋めるためのマッチングではなく、その人が「ここでなら頑張れる」と思える環境との出会いを大切にしたいと考えています。仕事は正直しんどいものです。でも、誰と働くか、どんな想いを持った会社かで、そのしんどさの意味は変わる。そこをちゃんとつなぐことが、社会への一つの貢献だと思っています。

経営の信念と事業の展望について伺います
── 経営者として「経営をする上でこれは絶対に譲れない」と思う信念や価値観はありますか?また、その信念を事業運営にどう反映させていますか?
経営をする上で、これだけは譲れないと思っているのは、「理念と誠実さ」を判断軸にすることです。目先の利益や効率よりも、それが本当にお客様や仲間のためになるか、会社のあり方として正しいかを常に考える。これは前任者から受け継いだ考えでもあり、今も変わらず大切にしている価値観です。

社長という立場ではありますが、特別な存在だとは思っていません。社長も、部長も、新入社員も、それぞれ役割が違うだけで、会社はみんなで成り立っているものだと思っています。誰か一人が頑張りすぎる組織では、長く続かない。だからこそ、できるだけ多くの人が考え、意見を出し、判断に関わる経営を意識しています。

事業運営についても、「これをやれ」と上から決めるより、現場が考えたことを尊重し、間違った方向に行きそうな時だけ舵を取る。そうやって、組織全体で会社を動かしていきたいと考えています。

これから先も、理念という軸は変えずに、扱うサービスややり方は柔軟に変えていく。会社を一人で背負うのではなく、みんなでつくり、次の世代につないでいく。それが、私が目指している経営のかたちです。

一人で100歩より、みんなで一歩。チームで伸びる成長戦略

このインタビューを読んでいただいた学生さんへのメッセージをお願いします
この会社で活躍してる人って、ガツガツ「売ったもん勝ち」みたいなタイプというより、誠実に、熱意を持って、人と向き合える人ですね。営業がきっかけでも、制作やサポートも含めて“みんなで一つの仕事”をつくってるので、誰か一人だけが偉い、みたいな文化はありません。僕自身も社長っていうのは「役割」だと思ってて、偉い偉くないの話ではないと思ってます。

一緒に働きたいのは、まず理念に共感できる人。ここが合わないと、お互いしんどいと思う。逆に言うと、理念に共感した上で「これもやってみたい」「挑戦したい」って思える人は、成長も早いし、チャンスも多い。うちは未成熟な会社だから、ポジションもやれることも、色々な所が空いてます。失敗したら会社が責任取る、くらいの気持ちで任せたい。

入社してくれる皆さんとは、“みんなの会社”を一緒につくっていきたいですね。待遇や働きやすさも含めて、意見を出して、考えて、勝ち取っていける会社にしたい。言われたことだけやるんじゃなくて、自分の居場所を自分たちで良くしていける。そういう環境で、成長したい人には面白い会社だと思います。少しでも「合いそう」と思ったら、ぜひ会いに来てください。