父の背中を見て芽生えた経営者への夢が、泥臭い挑戦を重ねて現実になった
どんな幼少期・学生時代を過ごしたか教えてください
── 出身地はどちらですか?ご家族はどんな方々でしたか? 幼少期の想い出を教えてください
大阪府東大阪市で生まれ育ちました。父が町工場を経営する家庭で、幼い頃から自営業の世界を身近に感じていました。父が飲食店で領収書を手にやり取りする姿を見て(笑)、「中小企業の経営者にも夢がある」と感じたことが、経営者を志す原点になっています。小学校では生徒会長、中高ではバスケ部で活躍し、自然と人の上に立つ場面が多い子ども時代でした。父の工場でお小遣い稼ぎに内職を手伝った経験も、ビジネスへの興味を育む一つのきっかけとなっていました。
学生時代について詳しくお聞かせください
── 学生時代はどのように過ごしていましたか?就職活動のエピソードがあれば教えてください
「都会への憧れと一人暮らしへの憧れ」を胸に、東京の青山学院大学へ進学しました。大学ではテニスサークルの代表を務め、自ら率先して遅刻しない・出席するという姿勢を貫くことで、メンバーが自然とついてくるという経験をしました。「自分自身がちゃんとすることで人がついてくる」という信念は、この時期に培われたものです。就職活動では「将来は経営者になる」という目標から、営業力が身につく会社を軸に選択。リクルートとキーエンスに内定を得て、より泥臭く、社長と近い距離で働ける環境を求めてリクルートを選びました。
社長になるまでのきっかけやキャリアについて伺います
── 初めて就職したきっかけや、その職場での経験を教えてください。また、会社を立ち上げることに対して、準備など取り組んだことを教えてください
リクルートのHR領域では9年3ヶ月にわたり、営業・企画・ATSの立ち上げなど幅広い経験を積みました。学びも多く、人にも恵まれた充実した日々でしたが、次第に売上至上主義への違和感を覚えるようになりました。「顧客の価値を本当に考えた上でサービスを提供したい」という思いが強くなり、独立を決意。2017年頃、1人でリライアスを創業しました。創業当初の3年間は売上も少なく苦しい時期が続きましたが、「諦めなければ失敗はない」という信念で乗り越えてきました。初期メンバーはリクルート時代の知人や同僚に声をかけて集め、今も取締役として会社を支えてくれている仲間がいます。採用マーケティングに留まらず、顧客の事業戦略から一緒に考えるビジネスパートナーでありたいという思いが、現在のコンサルティング特化のモデルにつながっています。
顧客ファーストを社名に宿し、信頼される採用コンサルの道を切り拓く
企業名に込めた想い・由来を教えてください
リライアス(Relyus)は、”Rely on(信頼する・頼る)”と”Us(私たち)”を組み合わせた造語で、「私たちを信頼してください」という想いが込められています。創業の原点にあったのは、「顧客価値に寄り添いたい」「クライアントに信頼してもらえる存在でありたい」という信念です。その願いを、そのまま社名に託しました。社名が示す通り、お客様から信頼され、頼っていただける存在であり続ける── その一点を、私たちはこれからも大切にしていきます。
事業を始めるきっかけについて教えてください
── この事業を手がけることになったきっかけや経緯はどのようなものですか? 初めてこの事業に関わることになった時の心境を教えてください。また、この事業を通じて、最初に「実現したい」と思ったことや、創業当時特に大切にしていた考えや信念はありますか?
事業を手がけることになったきっかけは、リクルート在籍時に感じた「採用支援のあり方への違和感」でした。媒体を売ることが目的化し、顧客の本質的な課題に向き合えていないケースを目の当たりにし、「クライアントの事業成長に本当に寄与できる会社をつくりたい」という思いで独立しました。創業時から大切にしてきた信念は、「顧客主語で考えること」です。媒体販売ではなくコンサルティングフィーで対価をいただく形にこだわっているのも、マージンの高い媒体を優先するような利益相反を避けるためです。最初に実現したかったのは、採用に課題を抱えながらも「どこに相談していいかわからない」という企業に対し、事業戦略から採用戦略まで一緒に考えられる、本当のビジネスパートナーの存在になることでした。
事業に込めた想いについて教えてください
── この事業を通じて、どのような想いを世の中に届けたいと考えていますか?
リライアスの事業は、「採用して終わり」ではなく、入社した人が定着し、活躍し、その先で事業が伸びるところまで貢献したい、という想いから生まれています。多くの会社で”経営”と”採用”は分離しがちですが、本来、人をうまく採用し活躍させることは、企業の成長に直結するはずです。だからこそ私たちは、利益の大きい媒体に偏ることなく、お客様にとって本当に効果のある選択をフラットに提案します。「言われたことをこなす会社」ではなく、事業戦略から一緒に議論できる本当のビジネスパートナーへ。”採用に強い経営コンサル”として、クライアントの事業成長に貢献し続けることを目指しています。

人のいいところを見つけてしまう。それが採用コンサルとしての最大の武器だ
趣味・特技について伺います
── 趣味や特技に関してのエピソードがあれば教えてください。また、趣味や特技が仕事に活かされているなと感じたことはありますか?
趣味は人と飲むこととゴルフですが、今後はトライアスロンにも挑戦したいです。一方で特技は「人のいいところを探すこと」で、仕事にも直結しています。嫌いな人がほとんどいないという背景には、「ダメ社員だった自分が周りのおかげで変われた」という原体験があります。人が変われると信じているからこそ、採用候補者に対しても従業員に対しても可能性を信じてかかわり続けることができる。それが採用コンサルとしての誠実さにもつながっています。
経営者としての「自分らしさ」についてお聞かせください
── ご自身の強みや個性について、どのように捉えていますか?また、その強みを活かして、どのように事業や経営に反映させていますか?
自分の強みは「バランス感覚」と「逃げないこと」です。手柄を自分のものにせず、失敗があっても責任から逃げない。そのスタンスが、社員やパートナー企業からの信頼を生んでいます。リクルート時代はサボっていた時期も長くありました。だからこそ「なぜサボるのか」という当事者の気持ちが深くわかる。その経験が、育成や組織づくりにおける実践的なアドバイスの源泉になっています。「俺がいないとダメだ」という姿勢が嫌いで、仕組みで組織を動かしながらも、個人の個性と成長を尊重するバランスを大切にしています。真面目で曲がったことが嫌い、という一貫した姿勢が、組織への信頼感を支えています
ご自身の経営者としての強みを活かした具体的な取り組みについて伺います
── 「これは自分だからこそできた」と思える取り組みや成果はありますか?特にこだわっている商品やサービス、または社内の文化などがあれば教えてください
「自分だからこそできた」と感じる取り組みは、採用コンサルティングの領域において「媒体を売らない」という選択を貫き、コンサルフィーのみで事業を成立させてきたことです。媒体のマージンに左右されない、本当にフラットな立場でお客様の採用戦略を提案できる会社は少なく、そこが他社との最大の差別化になっています。社内文化として大切にしているのは、「金太郎飴をつくらない」という考え方です。会社の仕組みにはめ込んで均一な人材をつくるのではなく、個性と能力を伸ばしながら、社外でも通用する市場価値の高い人材を育てることにこだわっています。また、週次での情報共有や少人数だからこそ実現できる密な育成体制が、組織の一体感を生み出しています。
少数精鋭×AIで、採用から経営コンサルへ。正しい会社が評価される世界を目指す
これから先の会社としての成長について伺います
── いま、会社を経営するにあたって難しいと感じている課題など「壁」はありますか? 会社の規模・成長率について、どのように会社を大きくしていきたいですか
現在の最大の課題は「育成」です。顧客価値に真剣に応えようとすれば、コンサルタントとしての知識とスキルをさらに高めなければなりません。コンサルティング・マーケティングの両領域で、人材育成の仕組みをより強固にしていくことが喫緊の課題として挙げられます。会社の規模については、大人数よりも少数精鋭とAIの活用を組み合わせた「高機能な組織」での成長を目指しています。人数を増やすことよりも、一人ひとりの生産性と市場価値を高めることを優先する考え方です。
これから先に取り組みたい社会貢献・社会課題解決の取り組みについて伺います
── 事業を通じてこれから先どのように貢献・社会課題に向き合っていきたいとお考えか教えてください
事業を通じて向き合いたい社会課題は、「正しくやっている会社が正当に評価されない」という採用・経営の不公平さです。採用支援の現場では、誠実に顧客と向き合う会社よりも巧みな見せ方をする会社が選ばれることもあります。その構造を変えていくために、本質的な価値を提供し続けることが私たちの使命だと考えています。また、採用を単なるコストとして捉えるのではなく、経営戦略の一部として位置づけることで、企業の成長と従業員の幸せを同時に実現できると信じています。採用を通じて企業が成長し、そこで働く人たちが豊かになり、社会全体がより良くなる。その「三方よし」の実現を、事業の核心に据えています。
経営の信念と事業の展望について伺います
── 経営者として「経営をする上でこれは絶対に譲れない」と思う信念や価値観はありますか? その信念を事業運営にどう反映させていますか?また、事業の展望について、これから先の事業をどのように拡大・運営していきたいか教えてください
経営において絶対に譲れない信念は、「顧客主語で考えること」です。自分たちがやりたいことを優先するのではなく、常にお客様の事業成長に何が必要かを起点に考える。そのスタンスはリクルート時代の違和感から生まれたものであり、創業以来変わらない軸です。その信念を事業に反映するため、媒体マージンに依存しないコンサルティングフィーモデルを貫いています。お客様にとってフラットな立場でいられることが、長期的な信頼関係の源泉だと考えています。事業の展望としては、採用コンサルティングを起点に経営コンサルへと領域を広げ、「採用が強い経営コンサル会社」というポジションを確立することが最終的なゴールです。少数精鋭とAIを組み合わせた高機能な組織で、社会にインパクトを与えられる会社を目指しています。

魔法はない。素直に地道にやり続けた人が、市場価値の高い人間になれる
このインタビューを読んでいただいた学生さんへのメッセージをお願いします
当社で活躍しているのは、素直で成長意欲のある人材です。シンプルですが、これが一番譲れない条件だと思います。そういった方が入社してくれた時、会社としてお返しできるのは「どこでも通用する市場価値の高い人材に育てること」です。金太郎飴のような均一な人材をつくるのではなく、個性と能力を伸ばしながら、社外でも活躍できる力を身につけてもらうための育成体制を整えています。将来的には、入社してくれたメンバーと一緒に、採用領域から経営コンサルへと事業を広げていきたいと考えています。就活中のみなさんへのメッセージとして伝えたいのは「魔法はない」ということです。近道や特別な方法を探すより、やるべきことを地道に続けられる人が最終的に成長できる。そういう考えを持てる人と、ぜひ一緒に働きたいと思っています。
